10年ばかり遠方に住んでいた間、実家の車庫に保管していたバイク。
さすがにこのままエンジンを掛けるわけにはいかないんで、復活の儀式を執り行うことにしました。
排気ポートとプラグの穴からシリンダー内を見たところ、錆は発生していないようで一安心。
近頃は、スマホの内視鏡で簡単にシリンダー内壁の確認ができるので助かります。
画面をカメラの先と側面の二方向に切り替えられるので、シリンダー内壁の全周を見ることができます。
たまに帰った時にプラグ穴からオイルを垂らしてキックしてたのが良かったのかもしれません。
これなら軽くホーニングするだけで大丈夫そうです。まぁ、クランクやベアリングやピストンリングを洗ってやらなければならないので、内燃機屋さんのお世話になったほうが良いですね。。
と言うわけで、まず外装をはずして、エンジンを降ろします。
クリアランスがギリギリなんで、エンジンをジャッキで下から支えて、エンジン後部を少し持ち上げる感じにするのがコツ。
昔は楽勝だったんだけど、ジジイになった今では腰が心配(^^;
で、エンジンの作業は専門のバイク屋さんにお願いすることにしました。
この手のバイクばかり専門でやってる貴重なお店。
貴重なお店だけあって全国の変態、、、じゃなかった、愛好家から作業依頼が来ていて、待ち時間が長そう。
ガソリンタンクは外して、オイルを回して室内保管していたんで、錆も出てなくて使えそう。。。。だけど、今回は血迷って、こんなものを買っちまいました。
イギリスからの輸入もの。リークテストとフィッティングチェックをしたけど、バッチリ。タイミング悪く、円安絶好調の時の決算だったのが哀しい。
ま、車検を通らないんで公道では使えません。使えませんよ。使えないんですw
キャブのガソリンも抜いておいたんですけど、パイプに残っていたオイルが落ちて固着してました。
これはエンジンコンディショナーに付けて、しこしこ磨きます。
WAKOsのエンジンコンディショナーが一番強力な気がします。
ジェット類はキースターの燃調キットに総取り換え。旧車乗りは岸田さんに足を向けて寝られませんw
フロント用とリア用があるんで、購入時には気を付けて。
ガンマはキャブが鬼門なんですよね。
フロートピンが固いから、万力で脚を固定してオートポンチで抜くんですけど、下手すると脚が折れる。だから一度抜いたらピンの先端を紙やすりで削って、手で差し込めるくらいに緩くしてます。
それと、オイルチェックバルブがすぐに機能しなくなるんで、オイルがダダ洩れになる持病が。オイルホースの途中にワンウェイバルブを入れるのが定番の対処法なんですけど、混合にした方が間違いない。ガソリン10Lにオイル250mLで40:1になるから、500mLのメスシリンダーを積んでおくだけでOK。それほど面倒なことも無いし、元のオイルタンクをオイルタンクとして使えば携行に困ることもないし。
エンジンができるまでに車体周りの整備。
フロントフォークは、インナーチューブにグリスをべっちゃり塗ってラップしといたんで、錆は出ていませんでした。
ホイールは経年劣化というより、元から汚くて、塗装も剥げてきてるんで塗装しましょう。タイヤも当然新品に。
リアショックもオーバーホールが必要。
ブレーキは当然ながら前後とも固着してるんで、マスターもキャリパーもオーバーホール。
まぁ、ボチボチやりますわ。
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