ウイリアムズホンダFW11bが終わってないのに。。。。
って、まぁ塗装の乾燥待ち時間が長いんで、他のキットの準備ということで。
今回はMake-UpさんがRacing43と共同作製したランチア・ストラトスのフルディテールキットです。
これも随分昔の物で、オークションでもあまり見かけませんね。
まずはボディまわりの作製から。
ドアも開くんだけど。。。
キット自体がフルオープンなんですけど、ドアヒンジの位置が後ろ過ぎて十分に開きませんし、フロントカウルとも干渉していますね。
これを解消するにはヒンジ位置(ダボになっている部分)をもっと前にずらしてやれば、ボンネットのボディ側に喰い込む部分が少なくなって、ちゃんと開くようになるはずです。
位置としてはドアの最前部ギリギリくらいかな?
ドアは別パーツの内張を合わせる仕組みなんで、ドアの内側を加工しても内張が目隠ししてくれるのが助かりますね。
ヒンジの作製
というわけでヒンジの作製。
開閉機構の作り方については「自動車模型フル開閉 実践編」という本が詳しく解説していて、とても参考になります。
真鍮板を切り出して、真鍮パイプをハンダ付けして、中に0.5㎜の洋白線を仕込みます。
ドア側はこれを入れるための溝を掘ってやります。
こーゆー作業は電動ルーターがあると楽勝です。
私が使っているのは定番のプロクソン。
軸のブレがなくてパワーもあって速度調節ができるのが便利。
アマゾンで7000円くらいで買えます。
こんな感じで収まります。
ヒンジを前後にスライドさせることができるんで、微妙な位置合わせが可能です。
ヒンジ受けの加工
このヒンジを受けるようにボディ側を加工します。
ヒンジの下側はボディに穴を開ければOKですが、上側が素通しなんで、ここを塞がなければなりません。
まずは余分なところを削って下側の穴を開けてヒンジを差し込んでみます。
ドアとヒンジを瞬間接着剤で仮止めして、合いと開閉も確認。
大丈夫そうなんで、ヒンジの上側の位置に当たりを付けてから、このスペースに真鍮板をハンダ付けします。
適当な大きさに切った真鍮板を裏からテープで押さえて位置決め。
左側の写真を撮り忘れたので、以降は右側の作業の画像になります。
ハンダ付けしたところ。
ハンダ付けは脱脂とフラックスが命。
シンナーやアセトンで十分に脱脂した後に液体フラックスを塗って、ハンダを乗せます。
ボディ側を少し溶かしてハンダと一体化させるんですが、この加減が難しい。
やりすぎるとボディが大きく溶けて大惨事になります。
コツは、ハンダゴテをボディに直接当てるのではなく、コテのハンダを介してボディに熱を加えること。
ボディ側の表面が溶けるとコテのハンダ玉がスッと流れるので、そこでコテを離します。
あと、しっかりつけるところと、深追いすると危ない所を見分けることも大事。
この場合は内側に出ている部分は融けてもダメージが少ないので、こういったところはしっかりと付けて、細いピラーになっているところはチョン付け程度に押さえます。
ハンダ付けをしたらしっかり洗浄しないとフラックスが錆を呼ぶので注意してください。
私が使ってる液体フラックスはホーザンのH-722。
ハロゲンフリーのH-728よりも付きが良いように思います。
これでヒンジの上側を受ける穴を真鍮板に開けてヒンジを差し込んでみます。
無事に収まりました。
仮組み
パネルラインが収まりを確認します。
ヒンジの逃げ分はあちこちをちょこまか削りながら調整。
こんな感じになりましたー。
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