変態ミニカー作製記録。前回からチマチマ進行中です。
今回はメーター周りの作製。
メーターリングを作るよ
この手のミニカーキットのメーターはキットに入ってるデカールを貼っておしまい!
ってのが基本なんだけど、今回のキットにはメーターのデカールが入っていなかったんで、ちょっと手の込んだ作り方をします。
や、別売りの精密デカールを買えばいいだけなんですけど、今回は、そーゆーものを使わずに、極力キットに入っているものだけで、昔懐かしい作り方で行こうかなーって思ってるんですよね。
雑誌が煽るせいもあって、近頃はプラモデルも「どんだけ高い別売り部品を使ってるか」の競争みたいになってますけど、こんな手作り感満載もいいかなーって。
まずはメーターに立体感を出すために、メーターリングの作製。
まずメーターの大きさに合わせて、円錐形のもの(ここでは丸ヤスリ)に針金を巻き付けてリングを作ります。針金は壊れたイヤフォンをばらして、中のリード線を使っています。
メーターの大きさと同じ太さのところにテープで目印をしておくと便利。
で、これを切ってメーターパネルのエッチングパーツ(三角形に穴が開いているやつ)に瞬間接着剤で貼り付けます。
瞬間接着剤は「流し込みタイプ」で、ティッシュをコヨリにして吸わせてチョンチョンと流し込んでやります。相手が極小なんでリングに触るとズレちゃいますんで、リングに触らず流し込んだ接着剤が回って接着するようにするのがコツ。
で、こんな感じになりました。
メーターの塗装
このままだとただの輪っかなんで、メーターらしくしてやります。
メーターらしくするには針が必要ですよね。
針は白い絶縁テープを小さく切って作ります。ほとんどゴミを作ってるみたいなもんですねw
メーター内部を艶消し黒で塗って、この絶縁テープの欠片を置いて、水性クリアを流しこんで固めます。メーターパネルは指定色の青に塗ります。
メーターっぽくなったでしょ?
真ん中のメーターの直径が1.8㎜ですんで、さすがに目盛りまでは入れられませんね。
やってみたいけど(笑)
ちなみに今は、直径1㎜のメーターに目盛りや数字まで入った精密デカールが別売りされてます。
ここに紹介した方法は、そういったものが供給されていなかった大昔のやり方です。
ハンドルの作製
ハンドルは真鍮板と真鍮棒から作ってもいいんですが、今回はキットの部品の出来が良かったんで、少し手を入れて使います。
ポイントは真ん中の板を薄くすることと、回りの円形部分を磨くこと。
真ん中の板はアートナイフでチマチマ削ります。
回りは細く切った紙やすりを通して磨きます。
こんな感じでいいっすかね?
ハンドルの色が黒だから、少々粗くても目立たないでしょう。
スイッチの作製
この頃(1976年)のF1は、まだまだ原始的なんで、メーター周りも簡素なもので、今のボタンだらけのF1とは大違い。スイッチ類も数個のみ。
これは、適当なプラスチック板に0.4㎜の穴を開けて、針金を入れて銀で塗装してスイッチレバーっぽくします。
これで部品は完成。
組付け
部品を組み付けるとこんな感じ。
まぁ、そこそこメーターっぽく見えますよね?
レバーはアクセントになるように1本だけアタマを赤で塗っておきました。
実車でも赤いボタンがついてるんで、まぁ、そんな感じということで。
物が極小なんで、この程度でもそれなりにメーターらしく見えませんか?
高価な別売りパーツほど見栄えはしませんが、自分で作った満足感は上です。
いいんです。模型なんてどうせ自己満足の世界ですからw
ボディーを被せるとこんな感じです。
苦労して作ったわりには、見えませんね。
模型ってのは、そんなもんです(笑)
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