メタルキットの作り方Williams FW11b・塗装前に終わらすこと

まだまだ続く、ウイリアムズ・ホンダFW11bの作製記録。

各部の部品もできてきて、そろそろ塗装かなーって感じですが、ボディ塗装をすると、その後に大きな修正ができなくなるので塗装前にやっておかなきゃならないことを確実におわらせないとイケマセン。

その筆頭が穴開け。

エアダクトの開口部とか、部品を取り付ける穴とか、塗装をした後では開けられませんから、これだけは塗装前に間違いなくやっておかなきゃなりません。

過去記事はこちらからどーぞ♪

メタルキットの作り方Williams FW11b・最初の一歩
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メタルキットの作り方Williams FW11b・仮組み超大事!
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メタルキットの作り方Williams FW11b・手順が大事

と言いながら塗装してますw

アンダーパネルを塗装しました。

「いきなり話がちがうじゃねーか!」と怒られそうですが、エンジン周りも足回りもボディも全部がこの上に乗るんで、これができてないと作業が進められないんです。

ソフト99のプラサフを吹いて、紙やすりで表面を整えてからセミグロスブラック(半艶の黒)に青と黄色をちょっと垂らした物を吹いています。
なんで他の色を入れるかというとですね、純粋な黒は強すぎて、どうしても浮いた感じになるんです。
絵でも画家の人は黒は絶対に使わず、陰の部分なども微妙な調色をした「限りなく黒に近い色」を使うんですね。
模型でもちょっと他の色を足してやることによって、黒が主張せずに落ち着いた風合いになります。

キットにはカーボンデカールとエアダクトの黄色のデカールが入っているんで、それを貼って中1日乾燥させてソフト99のクリアを吹いて、軽く研ぎ出しもしています。

真ん中の銀の部分はエンジン下の遮熱板がはいるので、そこはマスキングしておき、後からタバコのパッケージの中紙を貼り付けます。

私はタバコを吸わないんで、喫煙者から中紙を貰っています。
近頃はタバコが驚くほど高くなったんで、たまに一箱買ってあげたりしてw
ブランドによって色や模様が違うんで、気に入ったものを探すのが厄介です。これはマイルドセブンの中紙。

ウインドシールド の作製

キットのパーツはこんな感じで、透明塩ビの平板を切り抜いて使うようになっています。

でも実車のウインドスクリーンは4カ所のビス止めになってるんですよね。
そのビスがけっこう見映えのするポイントになるんで再現してみましょう。

まずはエポキシパテでウインドシールドの型を作ります。
私が愛用しているのはミリプット。数時間で硬化するんで待ち時間が短くて済むのが気に入ってます。
ただし箱に書いてある「2~3時間」は嘘(笑)
その2倍くらいはかかりますね。

コクピットの中から盛り上げたら、表面をできるだけ平滑に均します。

あ、このパテは後から外すんでコクピットに油を塗ってからパテ盛りします。
そうじゃないとパテが喰い付いて、あとで剥がすのに苦労しますよ。

エポキシパテは模型用、DIY用など、各社から色々なものが出ていますが、硬化前の粘度、硬化時間、硬化後の固さや切削性などが違います。
ミリプットはフィギュアの原型師が昔から愛用しているだけあって、硬化前でもあまりベタつかずに指でも均すことができますし、硬化時間もほどほどで硬化後の切削性も良好なので一番使いやすい気がします。入手が簡単で安定しているのも安心材料。

硬化後に600~1500番までの紙やすりを使って形を整えてツルツルに仕上げたら、ヒートプレスでウインドシールドを作ります。

材料は適当な透明パッケージ。アニメのセル板を使うって人もいますが、いまやアニメもセル板に描いていませんし、こういったヒートプレスで作られているパッケージなら何でも使えます。色付きの シールド用に色のついたパッケージを取っておくと後で役に立ちます。
タバコの中紙といい、私の模型って廃物利用の寄せ集めみたい(笑)

コクピットを固定して、電熱器で熱した塩ビ板が全体にデロ~~ンとなって来たところで押し付ければ出来上がり。

塩ビ板の熱加減とか押し付ける力とか向きとか、微妙なコツがあるんですが、これは自分で試してみるしかありません。
上手くできなければ何度もやって、一番上手くできたのを使えばいいです。

一度押し付けて形になった塩ビ板も、もう一度熱すると平らになるんで、何度でもチャレンジできますよ。

バイクや車のプラモデルでもカウルのスクリーンやウインドウをヒートプレスで置き換えるとリアルさが断然ちがいます。
慣れれば簡単だし、材料費もタダでやり直しもできるんで出来るようになっておくと便利だと思います。

これをコクピットに合わせて切り出して、0.4㎜のピンバイスで穴をあけて、いつもの志賀昆虫00号虫ピンを通します。

ウインドス シールド はこんなに大きくないんで、全体の形は後ほど調整。

先にこの穴を開けておかないとボディの塗装に進めないんで、とりあえず穴だけ先に開けたかったのね。

ボディの調整

ボディのエアダクトの開口や、細かい調整もやっておきます。

サイドポンツーンからの立ち上がりに、小さいエアダクトがついているんですが、ボディのやすり掛けの時に邪魔になるんで削り落としておきました。
それを再現します。

油を塗った細い針金を芯にしてポリパテを盛って、硬化後に針金を抜けばダクトの穴が残ります。
これをアートナイフと紙やすりで整形すれば出来上がり。

極小のエアダクトになりました。

余計なこと

ミリプットが無かったんで近所の模型屋に買いに行ったついでに、次回作用の塗料を買ってしまいました。
この色だけで何を作るかバレバレですねw

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