大鎌の柄をすげかえたよ

裏山の雑草刈りに大活躍の4尺5寸の大鎌。
長年の苛酷な使用に耐えかねて、柄が折れました。

もともとオークションで2本3000円くらいで買った中古品ですから、どれだけの年月使われてたんでしょうね。

刃は昔の打ち刃物なんで最高の切れ味。柄をすげかえて、まだまだ頑張ってもらいましょう。
手鎌や鉈、包丁など、他の刃物でも基本作業は同じです。

柄を入手する

都会のホームセンタ―では、鍬の柄は見かけますが、4尺5寸の長柄を扱ってるところは少ないようですね。
でも、ネット通販ならちゃんと見つかります♪

カツラ(刃の根元についてるリング金具)付きと無しがありますが、無くても今のカツラを使えばいいので、どっちでもいいです。

目釘穴をあける

折れた柄を取り除いて、刃の目釘穴に合わせて穴を開けます。

目釘は目釘穴の大きさに合う、普通の釘でOK。

刃が入るスリットを刃の厚みに合わせて削り、ドリルで目釘穴を開けます。
手順としては、先に細いドリルで開けて穴の位置が合うのを確認してから、太いドリル(今回は4㎜)で本穴を開けます。
曲がらないよう、垂直に開けてくださいね。少々のズレは後で丸ヤスリで修正すれば良し。

これで準備完了。

柄の塗装

木の地肌のままでは使えないので、柄の防水・防腐のために塗装をします。
こういった物の塗装に昔から良く使われているのは亜麻仁油です。
ペイントのように表面に塗膜を作るのではなく、木に浸透して硬化するので防水・防腐効果が強いです。

柄の表面を300番くらいの紙やすりで均して、木くずを丁寧にはらってから刷毛で塗ります。

30分ほど置いた後に再度、亜麻仁油を塗ってすぐに600番くらいの紙やすりで擦ってやります。
こうすることで木の繊維の中まで油が浸透するとともに、細かい削り滓が亜麻仁油と混ざって硬化するので、防水効果が高まります。

亜麻仁油の欠点は、乾くまでに時間がかかること。
このまま屋内で3,4日放置。
天然の油なので屋内に保管してもシックハウスの原因にはならないからご安心ください。
オイルステンやワックスよりも自然の風合いがでるので、こういった柄だけでなく、棚などの木工の仕上げにも愛用しています。
あ、亜麻仁油を拭いた布や紙を重ねておくと自然発火することがあるんで、水に浸してから捨ててくださいね。

組付け

亜麻仁油が乾燥硬化したら刃を付けます。
刃を差し込んで、あらかじめ長さを合わせて切った目釘を打ち込めばできあがり。
カツラをはめるのをお忘れなくw

使い始めのうちは、何度か亜麻仁油を塗り直してあげますが、1年も使ってれば頑丈な柄になってくれます。

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