長々と続いているフェラーリ333SPのレジンキットが塗装の乾燥待ちなんで、次のキットに手をだしてます。
完成が見えてくると次に手を出しちゃう悪い癖。
今回のお題はTAMEOのWilliams FW11b。
FW11は、HONDAターボエンジンを積んでコンストラクターズチャンピオンを2度(1986年、1987年)、ドライバーズチャンピオンを1度(1987年:ネルソン・ピケ)獲得した名車ですね。同じエンジンがロータスにも供給されていて、アイルトン・セナと中島悟がドライブしていました。
古舘伊知郎の実況で日本にF1ブームが巻き起こった時代。懐かしいですねー。
このHODAエンジンは予選では1500馬力を出していたそうです。
今に比べれば貧弱なサスペンションや電子制御がほとんど無い車で1500馬力をコントロールしていたんですから、ドライバーは超人としか思えませんね。
ドライバーはネルソン・ピケとナイジェル・マンセル。
ピケがファーストドライバーだったんだけど、86年はマンセルが最多の5勝、マンセル、プロスト、ピケの三つ巴で迎えた最終戦。マンセルは3位入賞でチャンピオンだったのに、3位走行中にタイヤバーストでリタイヤしてチャンピオンを逃しちゃった。
翌87年も、マンセルは6勝8ポールポジション、全戦フロントロウの大活躍だったけど、排気管が割れたり、タイヤが外れたり、鈴鹿のS字で大クラッシュしたりの出入りの激しいレースで、安定してポイントを稼いだピケがチャンピオンに。
マンセルの「アホみたいにブッチギリで勝つけど、アホみたいなミスで負ける」「無冠の帝王」というイメージが定着したのはこの頃からですかねー。
説明書にはなぜかマンセルがブラジル、ピケがイギリスになってますけど、これを見たらマンセルが怒りますね。
なにしろピケとはメチャクチャ険悪な仲ですからw
キットはこんな感じ。
頭痛くなってきますね。これを10㎝に満たない1/43の車体に組み込むんですからねぇ。。。。
でも、前回のフェラーリ333SPに比べると、パーツ構成もちゃんとしてて全ての部品は再現されていて自作部品を作る必要もないし、説明図もタミヤのプラモデル並みの丁寧さなんで手順を追っていけば作れるはず。
まずは車体の嵌め合いをチェックから。
プラモデルも同じですが、中身を入れてカウルがキチンと閉まるだけの隙間を確保するのが一番のポイント。
最初にそこをキチンとしとかないと後で泣きを見ます。実際に何度も泣いたしw
ボディを磨いて
サイドポンツーン内のエアダクトを組み立てました。(上の組立て説明図の10の行程です)
このダクトだけで1個につき5つの部品をハンダ付けしなきゃなりません。あぁシンドイ。
こーゆーのを作る時は、部品をシンナーやアセトンで完璧に脱脂した後は絶対に手で触れず、ハンダを流すところに液体フラックスを爪楊枝で塗って、部品をのせて、ハンダごての先についたハンダだけを接触させて、瞬間的にハンダを流し込みます。
コテが触れると部品が動いちゃうんで先端のハンダだけを接触させるのがコツ。
何度もコテで撫でていると部品に熱が入って、先に付けたところのハンダが融けちゃうんで瞬間芸でハンダ付けします。
余分は後で削るんで、少量のハンダで綺麗に付けるよりもハンダ多めで一気に流したほうがいいかな?
ハンダが上手く流れない~、という時の原因は脱脂不十分とフラックスが塗れていないことが原因です。
脱脂は超大事なんで、私はハンダ付けする部品は事前にアセトンにドブ漬けしています。
フラックスが付いたままだと確実に錆びるので、ハンダ付けした後もアセトンにドブ漬けして洗っています。
部品の保持には逆ピンセットが便利です。二つの部品をそれぞれ逆ピンセットに保持して位置決めをしたり、場合によっては裏からマスキングテープを貼って位置決めをしています。
逆ピンセットはハンダ付けの必需品ですね。
こんな感じで、チマチマ作業していくんで、先は長~~~~~~~いですね。
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