マウスピースも直しちゃう!

下手くそながら長年楽器をたしなんでおりまして。

サックスとフルートを吹いているんですが、サックスの歌口、いわゆるマウスピースの歯に当たる部分(黒いところ)がすり減って、ちょっと塩梅の悪いことになってます。

咥える深さを変えようとしたときに凹んだところに歯が引っかかって違和感があるんです。

マウスピースの作製をやっている友人に修理の相談をしたら「適当な樹脂版を切って貼るだけだから自分でやれ」と。
商売っ気がないなぁ(笑)

このマウスピースは1985年頃に中古で買ったんですけど、製造されたのは1970年頃らしいです。
伝説的なジャズサックスの巨匠、ソニー・ロリンズが使っていたのと同じ物なんで、ソニー・ロリンズ好きなプレイヤーには人気があったみたいです。

楽器奏者って、とりあえず自分が好きなプレイヤーのセッティングを真似するんですよね。そして「同じような音がでなーい」って悩むんです(笑)

実はマウスピースは楽器よりも音色に影響が大きいので、おいそれとは変えられ重要な部品なんです。プレイヤーはサックス本体は替えてもマウスピースは替えません。
同じ製品でも時代によって作りが違うし、同じロットでも個体差が激しく、特に昔のマウスピースは手仕上げなので、一個々々が別物。本当に気に入ったマウスピースは一生ものなんです。

このマウスピースも、いくつも他のマウスピースに浮気しても、結局これに戻ってきちゃうという、他に替えようのない大事なもの。

ですんで、修理をして使い続けます。
幸い金属の部分には触らずに済むので、修理も簡単です。
これが樹脂製のマウスピースのように全部一体型のものだと、プロに頼まないと修理できませんね。

まず、すり減った黒い部分(バイトプレートと言うんだそうです。初めて知りましたw)を外します。これ、隙間に刃物を入れてこじれば簡単に外れるんですね。
それも初めて知りました。

樹脂系の接着剤でつけてあるだけなんですね。外した裏側が凄いことになってます。
金属を削らないように、慎重に古い接着剤だけを剥がします。

ノギスでサイズを計って、適当なプラスチックの板を切って二液混合型のエポキシ樹脂接着剤で接着します。色がグレーのプラスチックしかなかったので、とりあえずグレーで。

試奏を繰り返して、自分の歯に合うように微調整。
削るときはヤスリが金属部分に当たらないようにテープで保護します。

数回削りなおして満足のいく形になりました。

これが削れたら、また自分で修理すれば良いだけなので、このまま一生使い続けられると思います。

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