エンダーってなんだー?

沖縄好きの人なら皆さんご存じですよね。

ハンバーガーショップのA&W。
創業者のAlenさんとWrightさんの頭文字をとってA&Wになったと。

A&Wのアメリカ式発音「えぃんだぼー」が変化して「エンダー」と地元の人は呼びます。アクセントはナイチャーだとダーにあるようですが、沖縄の人はエにつけるみたいです(地域差不明)。

本店はアメリカで沖縄の一号店が北中城村にできたのが昭和38年といいますから、内地のマクドナルドより10年くらい早かったんですね。

ハンバーガーはマクドナルドとは比べ物にならない美味しさで、内地で言えばモス・バーガーみたいな感じの、ちゃんとしたハンバーガーです。

一番人気はモッツァ・バーガー。それにセットでカーリーフライとルートビアを付けるのが私の定番
450円のカツ丼の倍くらいするんで、ぜいたく品ですw

カーリーフライはクルっとカールしたフライドポテトなんですが、スパイシーでちょっとエスニックな味がアメリカっぽいですね。

エンダーと言えば話題になるのがルートビア。

味はドクター・ペッパーをこじらせたというか、サロンパスというか、まぁ、そんな感じ。
ビールと言ってもアルコールは入っていなくて、もともとは薬草を付けたシロップを秘伝のレシピで配合したものなんだとか。

好き嫌いは人によって大きく分かれますが、ルートビアは私にとっては懐かしい味なんです。

というのは、子供時代に近所のオジサンが横須賀の米軍基地で床屋をやっていて、よく基地の中で売っているお菓子や飲み物をくれたんです。
缶コーラも当時の日本では売っていなかった350mL缶。いまじゃ普通ですけどね。

コーラ以外によく飲ませてもらったのが7upとDr.Pepper。
そして「アメリカには子供用のビールがあるんだぞー」と飲ませてくれたのがルートビアでした。
アメリカにはルートビアのブランドが10個くらいあるみたいなんで、それがA&Wだったかどうかは不明です。

青い缶だったような記憶があるんで、Dad’sのルートビアだったかもしれません。

画像はWikipediaから

そのオジサンは自宅で英会話をマンツーマンで教えていて私も教わっていたんですが、高校生の夏休みに基地内の床屋の手伝いをさせてもらいました。
食事付きでアルバイト代は日当5ドル。
まだ1$が360円だったんで、このオジサンもえらく景気がよかった時代でした。

基地の米兵と仲良くなって湘南海岸でナンパしたり、ディスコに行ったり、ビリヤードを教わったり。
超楽しかったですねー。

米兵の中でもいろいろとアレな海兵隊のバラックスの床屋だったんですけど、英語よりもスペイン語が多いような感じで、英語も兵隊スラングなんで、英会話の勉強には全くなりませんでした。たまにネイビーの技術将校が来たりすると、やっと英語らしい英語を聞けるって感じ。

床屋なんで雑誌がおいてあるんですが、アメリカ版のPlayboyとかPent Houseとかで、当然、無修正。

捨てる古雑誌をこっそり持ち帰って、ヌードページを切って1枚500円で友達に売ってバイト代よりも儲けましたね(笑)
他にも洋盤のLP(レコードですよw)とかいろいろ買って転売したり。。。もう時効ですね。

アメリカの兵隊って相当ずぼらで、ライフル銃(弾は入ってない)をガチャガチャ引きずりながら店にきて、それをソファの後ろに放り出して寝ちゃったりするんですよ。
そこに非常呼集のアナウンスがあると慌てて飛び出していくんですけど、ライフルを忘れて行ったりするんですね。

そうするとオジサンが「隠せ隠せ」と言ってライフル銃を掃除道具のロッカーに隠しちゃうんです。

しばらくするとその兵隊が「お、お、お、俺のライフルないかー」と血相変えて探しにきて、オジサンが「知らんよー」と(笑)

ある日、普段は顔パスのゲートで荷物を全部調べられたことがありました。
ゲートのMP(ミリタリー・ポリス)は海兵隊員の顔見知りなんで、何があったの?と聞くと「拳銃とグレネード(手榴弾)が無くなったんで検査してんだ」と。それも一つ二つじゃなくて1ダースくらいなくなったそうで。。。。。

やー、のどかな時代でしたね。

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