ボロボロに錆びたベランダの再塗装がやっと終了。
もとの状態は錆落とし編をご覧ください。
前回で古い塗装の剥離→錆落とし→赤錆転換剤の塗布 という下地処理までやったので、今日は最終工程の塗装。
まずは、錆止めペイントを塗ります。
錆止めペイントには油性、水性、二液混合といろいろとありますが、油性のエポキシ系塗料が塗膜も丈夫で効果も強いように思います。
ペイントを塗る時のコツは、薄い塗料を重ね塗りすること。
最初から濃い塗料を厚く塗ると、素材と塗料の密着が悪くてはがれやすくなります。
ですので、最初は「足付け」といってシャパシャパの薄い塗料を塗ってから、少しづつ濃い塗料を重ね塗りするのが、丈夫な塗膜を作るコツです。
今回は油性塗料を使うので、塗料を薄めるにはペイント薄め液を使用します。
ペイント薄め液やラッカーシンナーなど、何種類かあるので、使う塗料の缶の注意書きに従って、適切な薄め液(シンナー)を選んでくださいね。
足付けをした後に、塗料を塗ったところ。地肌が透けて見えても、ムラになっていても気にせずにさっさと塗っていき、軽く乾いたら重ね塗りを繰り返します。同じところで何度も刷毛を返すと下の塗装が溶けてしまうので、さっさか塗っていくのがコツ。
最後に均一な状態になればいいので、途中のムラや刷毛目は気にしなくてよいです。
錆止めペイントを塗り終わったら、一度乾燥させてから仕上げの白ペンキを塗ります。
仕上げのペンキは念のため「錆の上から塗れる」防錆タイプを選びました。
「錆落とし不要」と書いてありますが、もちろんしっかり錆落としをしてから塗ったほうが良いです!
これも同様に薄い塗料から濃い塗料に重ね塗りをします。
3回重ね塗りをして、ほぼ塗り終わり。
最後に全体を見まわして、塗り残りやムラがないか、チェックします。
同じ角度から見てもわからないので、違うところからチェックした方がいいですね。
今回は下におりて外側からチェックしたところ、手摺の下側に塗り忘れがありました。
塗装には古新聞紙が必需品です。バケツの古い塗料を拭ったり、洗った刷毛のシンナーを拭き取ったり、とても便利。
刷毛は良い物を買うよりも、まとめ売りの安い刷毛をどんどん取り替えていったほうがいいですね。
今回たいへんだったのが、手摺の外側の塗装。
足場を組んだり梯子を掛けたりできなかったので、隙間から手を出して外側を塗ろうとしたんですが、これだとあまりに面倒くさい。
仕方ないのでベランダの外側に出て、内側から手の届きづらいところだけ先に塗りました。
高所作業なので、もちろん命綱は必須です。
近頃はフリークライミング用の軽量ハーネスが安く売ってるので助かりますね。
工事用のは結構高いんですよね。私が買ったのは、アマゾンで2000円台だったかな?
ロープはクライミングのように高いところから落ちて大荷重がかかることはないので、普通のクレモナロープを使いましたが、クライミング用の方が軽量で、末端処理の手間も不要で使いやすいです。こんなクライミング・スリングが3,4本あればいいでしょう。
カラビナはアクセサリー用では破損の危険があるので、アクセサリーではなく、ちゃんとした登山用を選ぶ必要があります。荷重が25kN(2500kg)でロック付きがおススメです。
道具だけあっても正しい使い方を知らなければ余計に危険なので、かならず高所作業やクライミングの経験者の指導を受けてくださいね。
2間半の手摺を一つを塗り終わるのに、約5時間かかりました。二か所合わせて二日の作業。
これで家が見違えるようになりました。
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