木彫りで犬を作ろう・その1

木彫りは製材された材木から作るのが普通だと思いますが、裏山の木の枝下ろしで出た木で木彫りをしてみようと思います。

今日ご紹介する内容は目次のとおりです。

枝の選び方

製材された材木とちがって、切ったままの枝はさまざまな形をしています。
その形をみていると、中に隠されている動物の姿が思い浮かびます。

こんな形だと、お座りをした犬の姿が見えてきませんか?

準備

切った枝はすぐに使うのではなく、あらかじめ3カ月~半年くらい乾かしておきます。
ある程度は乾燥させないと、削っている間に木が収縮して、割れることがあるからです。
使う枝がきまったら皮を剥いて、さらに乾燥させます。

乾燥を進める間に、イメージした動物の姿を何度も描いて検討します。

イメージが固まったら不要な部分を鋸で大まかに切っておきます。
切断面を増やすと、乾燥も進みやすくなります。

アウトライン彫り

木肌を触って乾燥したと思ったら、本格的な木彫りの開始です。

まずは、アウトラインまで削っていきます。
お尻の部分は最後までつなげておいた方が木を押さえやすく、作業がしやすいです。

削りながら何度も絵を描いて、作りたい形を確認しながら削ります。
顔のような複雑な部分は最初から形を出そうとせずに、面の集合体として大まかな形を作ります。

特に目、耳、鼻のバランスは納得がいくまで、削るたびにとことん描きなおします。

徐々に構成する面を細かくして、最終的な形に近づけていきます。
最初から丸く削ろうとするとバランスが取れなくなるので、丸い部分も面の集合体と考えて、左右均等に削っていきます。

使用する道具

ここまでで使用した道具は、昔懐かしい肥後守ナイフと鋸だけです。
肥後守には何種類かありますが、私が使用しているのは「青紙割込み」です。
その理由は、日本刀のように地金が鋼を挟み込んだ刃になっているので、砥ぐのが楽で切れ味をキープしやすいからです。

また、肥後守は刃先が刃の中央にある「両刃」なので、刃が必要以上に食い込まないので扱いやすいと思います。
しかし、肥後守も高くなりましたねぇ。20年くらい前には金物屋で500円くらいで売っていたんですけどねぇ。。。

切出しの方が切れ味はいいのですが、片刃なので刃が食い込みすぎて、思ったよりも削れてしまうので注意が必要です。片刃の刃物は刃の向きで右利き用と左利き用があるので、左利きの方は左用を買ってくださいね。
切出しといえば梅心子が定番なのですが、これも値上りしていて驚きました。
昔は金物屋で500円くらいで売っていたんですけどねぇ。。。

大きな面取りに使う鋸はオルファのクラフトノコを愛用しています。
刃が薄くて切断面が綺麗なのと、替刃式で安上がりなのが気に入っています。

このくらいまでは肥後守と鋸だけで作れます。
かなり犬っぽくなってきましたね。
耳のような突起は作業中に折れやすいので、最後に作ることにします。

ここからは細かい作業になりますね。
いつになったらできるかなー。

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