横浜の穴場・藤棚商店街

横浜にはいろんな商店街があって、それぞれに特徴があるんですけど、今日ご紹介する藤棚商店街は近隣の人くらいしか知らないと思うんですよね。
でも、ここにもなかなか侮れないお店があるんです。

どこにあるの?

最寄り駅は相鉄線西横浜駅か京急戸部駅から徒歩10分くらい。国道一号線の浜松町交差点を黄金町方面に行く途中の六差路!を挟んだ両側が商店街です。

昔は近隣に大きな工場も多く市電の駅もあったので、かなりな賑わいを見せた商店街でしたが、いまでは完全な地元密着型商店街になってます。
藤棚の名前のとおり商店街には立派な藤棚があって、シーズンには来訪者の目をたのしませてくれます。

歴史は古い

もともとが東海道のすぐ脇ですし、鎌倉や三浦方面に抜ける道との分岐点に位置しているので、歴史は古いんですね。

商店街の入り口にあるタバコ屋さんは「幕末か、明治維新か、その頃からここで商売してるよ」と。
まさに黒船襲来の時代からの老舗。

まぁ普通のタバコ屋さんですけど、葉巻、刻みたばこ、パイプなど、品揃えが凄いです。
探せば珍しいものが出てきそうですね。

隠れた名店も

歴史が古いだけあって名店も多いです。
どれも地元でしか商売をしていないので、全国的に知られたような店はありませんが、地元民が「やっぱりここのじゃないとね!」というお店。

お肉と言えば伊勢畜産さん。

昔ながらのお肉屋さんで、お値段もお手頃で、なによりお惣菜が上手い!
昔なつかしい昭和のお肉屋さんのお惣菜です。

特にこの炭火焼豚は最高です。

練りものは今井さんち。
このあたりの人は、おでんといえば今井さんちのおでんセットと決まってます。

もちろん酒肴や、ちょっとした手土産にもぴったり。

80年以上つづいた老舗の鰻と鶏肉の専門店、富士屋さん。
ここは国産ウナギをとっても良心的なお値段で売っていたお店なんですけど、残念ながら閉店してしまいました。

あまり変わらない藤棚商店街も時代の流れで、だんだんと古いお店が無くなっていくのが寂しいです。

このほかにも老舗の佃煮屋さんとか、自家焙煎のマニアックなコーヒー屋さんとか、手作りハムのお店とか、個性的なお店が沢山あります。

近所にも良いお店が

商店街から外れたところにも、昔ながらのお店があります。
横浜の中心地で東海道沿いというロケーションですから、え?って思うようなお店が、あちこちに点在してるんですね。

ここはそんなお店の一つ。三丁目の夕日に出てきそうな「町のパン屋さん」。
横浜は文明開化の町ですから、パン、ハム・ソーセージ・ベーコン、乳製品に関して水準が高いんですよ。

便利なお店も

浜松町交差点の脇にあるハナマサ。
はい。あのハナマサです。

ここは国道一号線にあるにも関わらず、お店の前が車止め放題!

その便利さもあって、いつもお客さんで一杯です。
うちも愛用しています。

そしてハナマサの隣には、横浜市民のソウルフード「ニュータンタンメン本舗」。

と思ったら、大違い。
ここは「隆翔」というタンタンメン屋さんで、本家のニュータンタンメンさんとの関係とか商標問題とかは謎。
でも、ここのタンタンメンは美味しいですよー。
冷やしタンタンメンとか、ABDCタンタンメンとか、メニューも豊富です。
あ、ABDCはエビ出汁のことです。

まだできて10年くらいのお店ですけど、しっかり地元に根付いてますね。

ということで、地元民しかしらない横浜穴場レポートでした。
現場からは以上です♪

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