長々と続いたフェラーリ333SPの作製記録も無事終了しました。
素材がレジンや金属ですからプラモデルとはちょっと違った工作をしているので、今回はちょっと工作道具についてお話します。
よく使う工具
よく使う工具はこんなところですかねー。
ノギスは長さを計るだけじゃなくて、エッチングパーツの接着やハンダ付けの時に部品を固定するためにも使います。
ピンセットは左の2本が通常の物で、その右側がストッパー付きと逆ピンセット。
なにしろ部品が極小なのでピンセットは良い物を使わないと、すぐに部品を弾いて泣きながら探す羽目になります。
ノギスの右となりのはDUMONTの精密ピンセットですが、いろいろ使った中ではこれが最高です。
ただしお値段も最高なんで、これ一本しかもっていません。
ピンセットは先端が命なんで、使わない時はチューブを被せて先端を保護しています。
ストッパー付きと逆ピンセットは、ハンダ付けや部品の塗装などの部品保持のために使っています。
ストッパー付きはノーブランド品、逆ピンセットはミネシマの125㎜のものです。こちらは格安w
ピンセットで極小部品を扱う時は、どんなに注意しても絶対に弾いて飛ばすので、机と身体のスペースを開けないように引き出しを開けて、そこに紙を敷いて作業します。これだけで床に部品を落とす確率が減るので失くす危険性が減ります。
もっと細かいことをする時には床に寝転がって段ボール箱の中で作業をすることもあります(笑)
ピンセットの右側はピンバイス。極細のドリルですね。
これはタミヤかどこかの普通の物です。
真鍮やプラの棒を咥えて加工するのにも使うので2本あると便利。
ピンバイスの下にあるのは精密ドリルビットのセットですが、0.25㎜から揃っています。
ですが0.5㎜以下のものはポキポキ折れちゃうんですよね。丁寧に扱っても金属疲労で必ず折れるんでメッチャ消耗品。
一本づつ買うと結構なお値段なので、近頃はこんな中国製の10本入りで800円くらいのセットをアマゾンで見つけて愛用しています。
品質には何の問題もなく真鍮や洋白の板にもちゃんと使えますし、配送無料で2日以内に届くので便利です。
その右側はミネシマの精密ヤスリ3本組セット。
「ヤスリと言えばバローべ!」ですが、私の知る限りバローべで一番細い平ヤスリでも幅4.8㎜です。
このミネシマのヤスリの幅は、その約半分。2.7㎜くらいです。
普通に買える中では最細のヤスリじゃないでしょうか。
その右側はご存じOLFAのアートナイフ。
真鍮パイプやエッチングなどの金属も切れるので、ナイフはほぼこれ一本
その代わり刃がすぐダメになるので、替刃は格安のノーブランド品を使っています。
上にある小さいハサミは眉用ハサミ。
バキュームフォームで作られた透明パーツを切り出すには、これが最適です。
これは昔に女友達から借りパクしたので、どこのものかはわかりません(笑)
タイルの欠片は、水平を見るときやハンダ付けなどに使います。どっかの工事現場で拾ったものですねw
その上にある真鍮ブロックはウイングやホイールを接着するときに垂直を出すための道具です。
素材
素材としてよく使うのは真鍮パイプ、真鍮や洋白の線と板、プラ板やプラ棒(丸と六角と四角)ですね。
特に真鍮パイプは金属線や糸ハンダと組み合わせて使うので0.3㎜から1.5㎜くらいまで、いろんな太さのを揃えています。
これは昔に東急ハンズで買ったんですけど、模型のサイズが小さいので、これで一生事足りますね。
ディテールアップパーツ
ディテールアップパーツは高価で、買いだすとキリがないので、ここぞ!という時しか使いません。
極力自分の工夫と手仕事で何とかするのが楽しみの一つだと思っています。
ですけどコードやチューブだけはどうにもならないんで、これだけは昔から買い集めたものを使っています。
今、入手可能なのはモデルファクトリーヒロやアドラーズネストの0.3㎜か0.4㎜でしょうか。
昔は0.19㎜とかの海外品も模型屋さんで売っていたんですけどね。これも過去に買ったものをチビチビと使ってます。
リベットやボルトナット、ホースジョイントなども昔買ったものを使っていますが、これらは今のほうが品揃えが増えたみたいですね。
ネットで探せばいろいろありますし、この手のものは鉄道模型の専門店に意外なものがあったりします。
テンプレート
これは南青山のメイクアップさんから販売されていた1/43のホイールロゴ用のテンプレートです。ラジエターのテンプレートもついてます。
これは一生もので大事に使っています。ほとんどGoodyear Eagleしか使わないんですけどねw
今でも時々ヤフオクやメルカリに出てくることがあるみたいです。
接着剤
プラモデルと一番違うのは接着剤ですね。
物が金属やレジンなのでプラモデル用の接着剤は使えません。
絶対に必要なのが、エポキシ樹脂系の接着剤と瞬間接着剤。ハンダ付けは接着剤とは言わないんで別扱い。
エポキシ系はセメダインハイスーパーのクリアで3分硬化型と10分硬化型を使い分けています。
昔のものに比べると透明度が各段に高くなりましたね。
瞬間接着剤は、いわゆるアロンアルファですが、これはゼリータイプと低粘度の流し込みタイプを使い分けています。
これも今のものはほとんど曇らず、とても使いやすくなりました。
昔はロックタイトの「曇らない瞬間接着剤」ってのが定番でしたが、今は曇らないのが当り前なんですね。
接着剤はいろんなメーカーからいろんな種類のものが出ていて、これもハマると泥沼の世界。
新製品を試してみても各段に優れているって感じはしないので、結局は入手しやすい定番商品に戻ってきますね。
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