格安でSyncroomを始めよう

インターネットでバンド演奏を楽しめる画期的な無料ソフトがヤマハのSyncroom。
コロナの巣ごもりで一気に普及して、アマチュア・ミュージシャンの間ではSyncroomセッションが大流行りです。

近頃は歌や楽器のレッスンをSyncroomで行ってる先生も、沢山おられます。

私も試してみたんですが、PCのマイクでは音がブツブツと切れたりラグが出たりと、あまり快適には使えないようです。
これを解消するためにはそれなりの器材が必要です。
結構な出費になるのと、何を選んだらいいのかがわからずに二の足を踏んでいたんですが、近頃は格安器材も充実してきたようで、私も本格的にSyncroomを始めてみることにしました。
結論から言うと、器材全てを含めて8,600円で十分なものを揃えることができました。

Syncroomの導入

まずはSyncroomのソフトをPCにダウンロードします。
ダウンロードはヤマハのサイトから行えます。

これは私が説明するまでもなく、すでに詳しい解説ブログが沢山ありますので、そちらをご参照ください。
お勧めのサイトはこちらです。

必要なPCスペック、回線環境、器材などの基本的なことについて、わかりやすく解説されています。
基本的には、普通のスペックのPCに光回線にIPv6対応のモデムがあれば問題ありません。
IPv6とは何ぞや?という方はこちらをご覧ください。あ、接続はWi-FiじゃなくてLANケーブルでやったほうがいいですんで、ご注意ください。

器材はオーディオインターフェイスとマイクが必要です。
オーディオインターフェイスが無いと音質が劣化するだけでなく、タイムラグや音跳びが発生する恐れがあります。

タイムラグがあったら合奏になりませんからね。

格安オーディオインターフェイスを探してみた

オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器をPCに繋ぐための機器で、マイクや楽器などのアナログ音声信号をデジタルに変換するための機器です。
Macは標準のサウンドドライバが優秀なので、どのオーディオインターフェイスを使っても問題ないようです。
問題はWindows。
Windowsは標準のサウンドドライバがショボいのでASIOドライバを入れる必要があり、ASIO対応のオーディオインターフェイスを使うことが必要です。

ここ大事なんで、注意してくださいね。

で、ASIO対応でSyncroomで使えるオーディオインターフェイスを探してみました。
Syncroomでの使用が目的なので、対象はUSB接続のものに限りました。どれも私自身や友人がSyncroomで使用しているものです。

一番人気なのは、これ。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22mkII

入力はマイクを接続するキャノン端子(XLR端子とも言う)とギターのシールドなどの電気楽器を入れるライン端子(フォン端子とも言う)のどちらでも使えるコンボ端子が2系統あるので、マイク2本、マイクと電気楽器、電気楽器二つといった多様な接続ができます。
サンプリングレートは24bit/192kHzのハイレゾなので音質も良く、Syncroomだけではなく録音やライブ配信も可能ですし、PC音源を作製するDTMにも十分な性能を持っています。
PCで流したカラオケに自分の演奏を重ねるループバック機能や内臓エフェクトが付いています。
実勢価格は15,000円くらいです。

これの1ランク下のSTEINBERG ( スタインバーグ ) / UR12も人気があるようです。
以前はシルバーボディだったのが、最新型はカッパーボディになったようです。

UR22との違いは、こちらは入力がキャノン端子一つにライン端子一つであることと、内蔵エフェクトが無いことです。それ以外の機能は同じで、実勢価格は1万円くらいです。マイクが2本繋げないので、生ギターで弾き語りをしたい人には向きませんね。

どちらもヤマハの子会社のスタインバーグ製なので、ヤマハのソフトであるSyncroomを使うには安心かも。

もっと安いのがイイ!という人に人気があるのが、BHRINGER(ベリンガー) UM2 U-PHORIA。

入力はコンボ端子と、ライン端子の2系統。
一応Windows対応なんですが、ASIOドライバーが専用ではなく、ASIO4 ALLという汎用フリーソフトを使うので、ドライバーの安定度や設定の手間をかんがえるとWindowsユーザーにはおススメできないかなぁ。Macユーザーならありだと思います。
地味な問題点としてはヘッドフォンなどのモニターだけの音量を調節できないこと。
Syncroomを使う時は相手の音をマイクが拾うと無限ループしちゃうんでヘッドフォンが必須なんで、ヘッドフォンだけで音量調節ができないと不便ですね。
サンプリングレートは16bit/48kHzですが、特に音にこだわったレコーディングなどでなければUR12と違わないみたいです。
実勢価格は6,000~8,000円と1万円を切っています。

そして最後に紹介するのが私が購入したM-AUDIO ( エムオーディオ ) / M-Track Duo です。
これは実勢価格で5,000円台前半と格安なんですが、機能がスゴイんです。

入力がコンボ端子が2系統とUR22と同じなのがイイですね。モニターの音量調節も独立でできるので、音量調節のできないヘッドフォンを使っていても安心。つまり価格は1/3で機能的にはUR22と同等ということです。
ヘッドフォン端子は標準の3.5㎜なので、ミニピンジャックのヘッドフォンを使っている方は変換アダプタを買ってくださいね。

UR22と違うのはループバック機能と内蔵エフェクターがないこと。私はカラオケを流して演奏したい時は、スマホやウォークマンで再生したカラオケをLINE入力しています。エフェクターはフリーソフトのミキサーを使うと出来るらしいのですが、そっちに詳しくないんで今後の課題に。
レコーディングやライブ配信などには必要でしょうけど生楽器でSyncroomをするだけなら、まぁ、なくてもいいかな?


ASIOドライバーも専用で、メーカーサイトからドライバーを簡単にダウンロードできます。やはり専用ドライバーのほうがアップデートなどの点でも安心ですね。
発売当初はASIOドライバーがSyncroomに認識されないという問題があったようですが(古いブログ記事などには、まだそう書かれてます)、2022年9月現在ではSyncroom側のドライバーアップデートにより、全く問題なく使用できます。
サンプリングレートは16bit/48kHzですが、私の耳では24bit/192kHzとの違いまではわかりませんでしたw
音質に関してはこちらの動画で紹介されています。

なによりも魅力なのは、その価格。
これの下位機種として入力端子が一つだけのM-Track Soloが4,500円くらいでありますが、1,000円未満の差ならDuoを買いますよね?

Syncroomには関係ありませんが、DTMをやる人には豊富なダウンロードソフトが付いてるのも魅力です。
付属ソフトはこちらをご参照ください。音楽作成ソフト(DAW)はCubase LEが付属しています。
まぁ、DAWはとても優秀なフリーソフトのStudio Oneがあるので、あまり気にしなくていいと思いますが。

iPhonやiPADにつなぐ時には、USB 3カメラアダプタが必要になります。
私はiOSユーザーじゃないんで良くわかりませんが、価格のバラツキが大きいので、安くてよさげなコメントのものを紹介しておきます。

格安マイクをさがしてみた

マイクにはコンデンサーマイクとダイナミックマイクの二種類があります。

コンデンサーマイクはレコーディング等で使用されるマイクで、音の感度が良いのですが電源が必要で保管や取り扱いに注意が必要です。
ダイナミックマイクはライブ会場で使われるマイクで電源不要で、雑な取り扱いにも耐えるタフなマイクです。カラオケ店などにあるマイクがダイナミックマイクですね。

コンデンサーマイクはマランツMPM-1000が定番のようです。実勢価格7000円くらい。

コンデンサーマイクの電源はオーディオインターフェイスのファンタム電源から供給されるので、特に用意する必要はありません。

ダイナミックマイクはSure58、通称「ゴッパー」がプロのライブやレコーディングでも定番なんですが、これは1万円以上するので58のパチモノのClassic Pro CM5S(1,500円くらい)が人気です。

マイクを使うにはスタンドとケーブルが必要です。

スタンドは位置決めがやりやすいアーム型のコンパクトスタンドにしました。Classic Proのもので2,000円くらい。

マイクケーブルは1,000円以下でありますが、ケーブルの長さが5mくらいはあったほうがいいですね。

場所について

私はM-AudioのM-Track Duo、Classic ProのCM5Sにコンパクトスタンドとキャノンケーブルを買って総額8,600円でした。
この程度の金額なら、お財布にも優しい♪
スタジオを借りて交通費をかけて行くことを考えれば超格安です。
セットアップした状態がこれ。

どこでやってるかと言うと、お家の洗面所(笑)
フルートでピアノやギターの人とSyncroomをやっているんですが、家に防音室が無いと近所への音漏れが気になりますよね。
洗面所や廊下は周囲が他の部屋で囲まれていて窓も無いので、外部への音漏れがかなり防げます。
サックスでもやってみましたが、外への音漏れはそこそこ許容範囲じゃないかなぁと。。。
ネットは20mのLANケーブルで有線接続しています。

特にセットアップに苦労することも無く、簡単にSyncroomを始めることができました。
これはテレマンのフルート二重奏を友達と演奏した時の画像。
ジャズやボサノバもやってます。お家にいながら色々できて楽しいですねー。

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