沖縄移住を夢で終わらせずに、実現方法を考えるシリーズ。
私は40歳でサラリーマンを辞める決意をして、経済的基盤を作って沖縄に移住するまでに10年かかりました。
今ではこんな古屋を買って、のんびりセミリタイヤ暮らしをしています。
流木で作ったウッドデッキが素敵でしょ？(笑)
逆にいえば、私のようなボンクラサラリーマンでも10年かければなんとかなるということです。
そんな私の経験に基づいて、沖縄移住を実現するための方法について考えていきたいと思います。
今日の内容はこんな感じです。
お金より仕事
前回は「沖縄移住のために：収入源を複数化する」というお話をしました。
どうやったら会社勤めだけに依存しないでお金を稼ぐか？というお話です。
「沖縄で暮らしたい！」という夢を持った瞬間に、誰もが最初に考えるのは「仕事はどうする？」ってことだと思います。
沖縄のお仕事事情については「沖縄移住の成功と失敗」で書きましたが、かなり厳しいものがあります。
特に、ずっとサラリーマンをやって来た方にとっては、内地とは違って沖縄特有の人間関係の中で働くことになるので、非常に大きなストレスになってしまう方も多いようです。
これ、みなさん「仕事どーする」って問題のように考えていますけど、実際は「生活費どーする？」。
つまり「お金どーする？」って問題が本質なんですよね。
多くの人は学生時代はアルバイト、社会人になってからは勤め先の給料という「働いてお金を貰う」ことしか経験していないので、「自分自身でお金を稼ぐ」「お金にお金を稼いでもらう」といった方法を知りません。
特に日本人は「働かざるべきもの喰うべからず」という言葉があるように、理財でお金を生むことを「汚い」と考え、お金についてあれこれすることを「卑しい」と考える傾向があるようです。
確かに労働は尊いものですが、それだけだと労働に縛られて、何かを変えようとした時に身動きできない人生になってしまいます。
仕事は大事！でもそれだけじゃ片手落ちなんです。
敵を知り、己を知れば
「彼を知り、己をしれば百戦あやうからず（知彼知己者百戦不殆）」は中国の春秋戦国時代の思想家・孫子（孫正義ではありませんｗ）の言葉ですが、これはお金についても同じです。
お金についての知識を持って、自分の経済状態を把握していれば、お金で困ることにはならないのです。
たとえ一時的に困ることになっても、そこからの脱出方法を知っていれば絶望することはありませんよね。
日本ではお金の扱いに関する現実的な教育がほとんどされていませんが、これは海外では義務教育で教える科目の一つになっている国もあるほど当たり前のことです。
高福祉国家として有名な北欧諸国では、中学校の教科で「自分のお金の管理法」「法律の意味」「行政の支援を受ける方法」「間違った政治を正す義務」「コミュニティーの価値を維持方法」などについて教えています。
こういったことは日本の学校教育では教えませんよね。
お金と社会についてきちんとした教育を受けて正しい知識を持った人と、そうでない人。
どちらが幸せな人生を送れる確率が高いかは、考えるまでもありません。
お金の三原則
お金には時代や国に関係のない「三つの原則」があります。
それは「お金を稼ぐ、貯める、増やす」です。
このうち、みなさんが良く知っているのは「稼ぐ」です。
「貯める」は人によって得手不得手があるでしょう。
年収1,000万円超えの人でも全く貯金の無い人がいますけど、これは英語に「手から口」という言葉があるように、愚かな生活の代名詞です。
三つ目の「増やす」に関しては、高度経済成長期の高金利時代には庶民でも預金金利の高い商品に投資して理財することが当り前だったんですが、バブル崩壊からゼロ金利時代になる間に、ほとんどの人が関心も知識も失い「投資は危険」「不労所得は卑しい」と考えるようになってしまいました。一部には投資や副業に興味のある人もいてネットで色々と話題になっていますが、その中には詐欺まがいの広告のようなものも沢山見つかります（銀行の勧める金融商品にも詐欺まがいのものがあります）。
本当に人生を安全・豊かにする投資に関しては、学校でも家庭でも教育がなされておらず、危機感をあおって詐欺まがいの商品が平然と売られているのが日本の現状です。
沖縄移住というゴールがあって、そのためには経済的な課題を克服しなければならない時に、労働所得という一つのエンジンで走るか、三原則の三つのエンジンで走るか、どっちがゴールにたどり着けるかは、いうまでもありませんね。
蓄財と理財が大事
年収の大小はあれど、お金を稼ぐことに関しては、誰もがやっていることです。
将来に違いが出るのは、稼いだお金を無駄に失わない「蓄財」と、蓄財したものを増やす「理財」です。
そのためには、なによりも最初に「お金は仕事で稼ぐもの」という日本的画一的な考えから、「お金は稼いで、守って、増やすもの」という世界標準の考えに頭を切り替えることが大事です。
この発想の転換についての方法や知識やアイデアについて、今後もこのブログで解説していきたいと思います。
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