首都圏の新型コロナ感染拡大は、一向に収まる気配がみえません。
私のまわりでも、先月、今月で4名が入院されています。
実際に面識のある友人だけでこれなんで、SNSつながりならもっといます。
そのうちの一人が医療崩壊の現状がわかる貴重な体験記を投稿されていたんで、以下に引用します。
この方、幸運なことに入院できましたが、亡くなっていた可能性も十分にあります。
ネーザルハイフロー(経鼻高濃度酸素療法)を受けていますが、普通ならばICUで気管挿管されている状態です。
通常ならICU管理の対象になるケースでも、現状では重症ベッドに空きが無いので、このような対応になるんだと思います。
コロナ死は、もはや他人事でも、どっか遠くの話でもありませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さんこんにちは。
実は私、新型コロナウイルスに感染しておりました。既にほぼほぼ回復し仕事も復活しておりますが、いや〜結構大変でしたね。。。少しでも何かの参考になればと思い、記録を残しました。
事の始まりは7/25(日)。パートナーに発熱があり高熱が3日続きました。
私も7/27(火)から発熱し2人でかかりつけ医に行くも「たぶんコロナではない」とのこと。
その後パートナーは熱も下がりほぼ3日で回復。しかし私は熱が乱高下し土曜まで騙し騙し仕事をしていたが、8/1(日)に症状が悪化。別の発熱外来の病院へ行き、そこで新型コロナ感染と診断されました。
その夕方から一気に体調が悪化。酸素が吸えなく肺炎の息苦しさに加えて意識がもうろうとなり「これはヤバいかも…」と本能的に感じました。
そこでパートナーに何度もコロナ窓口へ連絡してもらい「辛い!苦しい!どこか病院へ…」と頼むも「どこも受入る病院はない。もっと状態の悪い人も我慢してもらっている」の一点張り。
それでも何度となく連絡すると「では救急車を呼んでみては?」とのこと。???
意味がよく判らない。どうやらコロナ窓口(保健所)では処置も対応もできないが、緊急事態として救急車を呼べば“どこかの病院が対応してくれる可能性がある”というのだ。
そこでパートナーにすぐに救急車を手配してもらい救急車が到着。
しかしやはり病院は見つからず。それでも救急隊員さんが何度も何度も電話してくれて、ようやく「処置だけはできる」という病院が見つかった。
そしてやっと救急車が出発。なんと救急車が来てから1時間後のこと。
どうやらこの時の私の酸素飽和度は9.1以下。結構よろしくない状況だった模様。
私は川崎市高津区在住、向かった先は「新百合ヶ丘総合病院」。すぐに点滴やらCTスキャンやら諸々の処置をしてくれたが、やはり呼吸は苦しく酸素の管が鼻から入り…もうお手上げ状態でしたね(泣)
そして、あくまでも外来として一時的な処置なのでベッドではなくストレッチャーに乗ったままの治療。
先生からは「肺炎が拡がりキツいですよね。ただ申し訳ない、この先どこに入院できるのかまだ全く判らない」とのこと。
この時、自分が寝てるのか起きてるのかも良く分からない感じ。たぶん酸素が足りず意識も断続的で脳みそが回ってなかったのですね。
ただ朝方には少し落ち着きそこで朗報が、急きょこのままこの病院に入院できるとのこと。
何があったか分からないが、本当にラッキーでした。
その後まだまだ回復には程遠い状態だが、次第に食欲も出始め木曜の夜には酸素吸入もなくなり、入院から5日後の金曜日の夕方には退院となりました。もちろんまだ万全では無かったが、これ以上の入院は必要なしとの判断でしょう。
それで良いと思いました。一刻も早く次の人にベッドを明け渡すのが賢明です。
ということで、当然退院後も隔離は続き暫くは体調キツくまた様々な後遺症にも悩まされました。
そして一昨日(23日)改めて病院で検査。「レントゲンにはまだ肺に影が残り、数値の悪い所も幾つかあるが…まぁもう大丈夫でしょう」とようやく先生からのお墨付きを貰えました。
7/27(火)の発熱からだから…完治まで約1ヶ月弱はかかった訳です。
それでも私は中症程度で全く重症ではなかったとのこと。
もっともっと重い症状で命に関わる場合も多々あるこの新型コロナ感染。私はパートナーが近くに居たことや入院出来たことも含めこの程度で済んで本当にラッキーでした。
以上が私の新型コロナ感染記です。
今はこの時よりも自宅療養が拡大し、更に厳しい状況となりました。そして既に、もはや川崎市では医療崩壊が起きています(たぶん首都圏全体でも)。
このままコロナ患者(コロナ疑いも)は、医者にも見てもらえず切捨てられて行くのでしょう。
「もっと症状が重い人でも我慢してもらってますのでアナタも我慢して下さい」と電話口で冷酷に言われるのだろうが、それを「はいそーですか」と聞き分けよく受入ていて良いはずがない。これが現状。
医療も自己責任?自助で何とか出来るの?そういう話しなんですよ!? 恐ろしい世の中です…
↓何かの参考になったらポチってくださいませ。
にほんブログ村
コメント