はい。連載16回目です(笑)。
これを読んで「レジンやメタルのガレージキットって、こんなメンドクサイのかー」
と思われた方も多いと思いますが、はっきり言って今回は異常です。
なにが異常かと言うと、キットの精度やパーツ構成が異常におおらか。
GAMMA Modelという聞いたことの無いイタリアメーカーさんの物なんですけど、とってもイタリアンでした。
キット自体も20年くらい前のものですから、仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。昔のFDSとかも、かなりなもんでしたし。
今でも新製品を出しているTAMEOやモデルファクトリー・Hiro(MFH)のフルディテール・モデルなら、こんなに合わせに苦労したり、足りない部品を自分で素材から作る必要はありません。
もしこういったガレージキットを作ろうと思った変態な方がおられたら、TAMEOかMFHのキットで始めることをおススメします。
キット探しと購入はRacoon Autoさんやミニカーショップ・ロムさんの通販が一番便利です。
一度HPを覗いてみてください。えー、こんなに沢山あるのー、こんな車まであるのー、とビックリしますよw
過去記事はこちら。
模型にもお国柄が出ちゃうのね
レジンモデルの作り方・最初の一歩
レジンモデルの作り方・手作りなのよ
レジンモデルの作り方・タイヤの仮組み
レジンモデルの作り方・後輪の仮組み
レジンモデルの作り方・リアセクションの仮組み
レジンモデルの作り方・やっと工作っぽくなってきた
レジンモデルの作り方・ウイングのハンダ付けとか
レジンモデルの作り方・中弛み対処法
レジンモデルの作り方・コクピット
レジンモデルの作り方・トラブルはいつも突然
レジンモデルの作り方・やっとタイヤが付きました
レジンモデルの作り方・前半分終了
レジンモデルの作り方・後ろ半分
レジンモデルの作り方・お楽しみのエンジン回り
ジョイントシャフト作製
ミッションとホイールの間を結ぶシャフトは、サスペンションの上下動に合わせて角度が変化しないように、間に継ぎ手が入っています。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_004617_640.jpg)
それを再現するので真鍮パイプに切れ込みを入れてホイールシャフトと噛み合うようにします。
で、これを嚙み合わせギリギリのところで切って、ホイールシャフトと同じ1.2㎜の真鍮パイプを組み合わせてハンダ付け。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_010824_640-1.jpg)
さらにこれを適当な長さに切って出来上がりです。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_090617_640.jpg)
噛み合わせの肉厚が薄かったので、光硬化パテを盛って厚みを出しています。
組むとこんな感じ。右がミッションケースとずれてます。ちょっと長いので収まるように削ってやらなきゃね。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210822_121735_640.jpg)
遮熱板の作製
実車の写真をみるとエキパイの上に遮熱板がついているんで、これを0.2㎜のアルミ板でつくります。
アルミ板がなければジュースのアルミ缶が使えます。
まず型紙を作って
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_142505_640.jpg)
それに合わせてアルミ板を切り出します。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_145815_640.jpg)
ネジ留めっぽく見せるために、コンパスの針で裏から押してやります。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_160525_640.jpg)
これをヤットコで曲げて出来上がり。
表面がギラギラだったので1500番の紙やすりで軽くこすって艶を消しました。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_160734_640.jpg)
瞬間接着剤でシリンダーヘッドに少し重なるように接着。
エキパイが結構みえますね。やっぱり焼き色塗装しておいて良かったw
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210821_215100_640.jpg)
サスペンションの取り付け
これで残すはサスペンションとホイールの取り付けだけとなりました。
ホイールは何度も仮組をして合わせているので、ボディカウルとの相対位置を見ながらエポキシ接着剤で接着固定するだけです。
サスペンションはミッションケースの上に乗せるんですけど、乗せる場所が無かったのでプラ板で作りました。
白いところがそれね。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210822_103523_640-1.jpg)
これを黒く塗ってサスペンションを瞬間接着剤で接着
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210822_121701_640.jpg)
プッシュロッドとサスペンションの間の三角形のリンクはキットのエッチングパーツに入っていました。
エッチングパーツだけだと見映えがしないので、0.5㎜の糸ハンダを薄く輪切りにしたものを三角の角に接着してボルト留めしている感じに。
ヤニ入りハンダは中心のヤニが無くなるとドーナツ形になるんで精密感が出て便利です。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210822_134855_640.jpg)
わかりますかねー?
ちっちゃすぎてわかりませんか?
後ろから見ると、いろいろゴチャゴチャしててレーシングカーっぽい感じになったかなー。
このゴチャゴチャ具合が見せ所なんですよね。
パイピングや配線を追加すると、さらにゴチャゴチャ感が増しますけど、それは最後の作業です。
何度も言いますけど、これ、幅が5㎝に満たないミニカーですからね!!
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210822_134913_640.jpg)
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210822_134934_640.jpg)
ボディがね。。。。
中身が大体入ったところでリヤカウルを被せてみると、無事に収まりました。
中身が邪魔して蓋が閉まらないことも良くあるんで、一安心。。。。
と思ったんだけど、ちょっとリアの絞り込みが強すぎるんで、ボディを修正することにしました。
光硬化パテを盛って、これから整形作業です。
![](https://gomioyaji.com/wp-content/uploads/2021/08/20210822_123428_640.jpg)
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