ウイリアムズ・ホンダFW11bの作製。
今回はフロントウイングの作製です。
フロントウイングは左右別体になってるんですが、一つ作るのはできても同じ物を二つ作るのって難しいんですよねー。
過去記事はこちらからどーぞ♪
メタルキットの作り方Williams FW11b・最初の一歩
メタルキットの作り方Williams FW11b・ウイング修正
メタルキットの作り方Williams FW11b・地味な作業ばっかり
メタルキットの作り方Williams FW11b・仮組み超大事!
合うかな?
キットではホワイトメタルのウイングにダボがあって、それをボディに差し込むようになっていますがホワイトメタルのままでは折れるのが目に見えているので、削り落として0.5㎜の洋白線に置きました。
それでボディに差し込んでみると。
見事に後退角がついていますね。
亜音速域ではウイングの前縁が空気を圧縮して大きな抵抗になるんで、ジェット機のような後退角がついている。。。。わきゃないです。
ウイングの当たっているところを少しづつ削って直線になるように調整しました。
翼端板の仮組み
翼端板は下が90°折り込まれているので、真鍮ブロックの直角に当てて金槌でトントコして曲げます。
ヤットコで一気に曲げるのもアリですが、徐々に曲げたほうが事故にならないんで、自分の技術に自信の無い私はトントコ派です。
金槌はこんな奴を使っています。なぜか父親が持ってた物なんですけど、簡単な板金加工もできて一本あると便利ですね。
翼端板の内側にはウイングと整流板がはまる凹みがあるんで、まずはその位置に少量の瞬間接着剤で付けてみます。
真鍮ブロックで垂直と水平と前後を調整して固定します。
エッチングの凹みにあわせればピッタリのようですね。さすが神キットTAMEO!
整流板も瞬間接着剤で仮止めしました。
良い感じに収まります。ウイングが付くと一気にフォーミュラーカーっぽくなりますねー。
今のF1のウイングに比べて、なんてシンプルなんでしょ。
接着方法で悩む
取り合えず位置は決まりましたが、問題は翼端板の接着方法。
ウイングは塗装が仕上がった段階で接着するので瞬間接着剤は使えません。
ボディに開けた穴にエポキシ接着剤を入れて差し込んで固定するのが理想です。
エポキシ接着剤ならはみ出てもエナメル塗料用のシンナーで拭き取れますからね。
しかし、それだと整流板が接着できないし、翼端板も瞬間接着剤で付けただけだとウイングを磨いてる時にポロっと取れたりするんで心配。
後の塗装や組立てを考えると、もっとガッチリと接着したいんですよね。
でも、この薄いウイングを翼端板にハンダ付けするのも怖いんで、エポキシ接着剤で付けることにしました。
接着面だけでなく組立て後には見えないウイングの下側にも接着剤を盛れば、そこそこしっかり接着できるでしょう。
で、問題は整流板ですが、整流板はエッチングパーツなんで、これはハンダ付けすることに。
ウイングと整流板の隙間を水平にしなきゃならないんで、ウイングを接着した後に、隙間を見ながら整流板を取り付けなきゃなりません。
なので、タイルに両面テープを貼ってウイングを固定して、左手に持ったピンセットでウイングとの隙間や位置が合うように整流板を保持しながら、瞬間芸でハンダを流し込みます。あまり熱を加えると接着剤が溶けてしまいますから瞬間芸ね。
もちろん事前の脱脂とフラックス塗布は必須。
緊張するなぁ。。。。
なんとか一発で決めることができました。
これでウイング、整流板、翼端板が一つの部品になりました。
ボディ側にはウイングのピンを差し込む穴と、整流板を受けるエッチングパーツがついているんで、ここにエポキシ接着剤で接着すればOK。
これで塗装表面での作業を最小にできます。
最後に仮組みして確認。
良い感じに仕上がりました。
右の整流板のボディ側が若干浮き気味ですが、このくらいなら力技で修正可能。
とりあえず、これで良しとします。
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